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オルカラボ

オルカラボは1970年、ポール・スポング博士の夏の研究施設として、ハンソン島に建てられました。総面積20平方キロメートルほどのこの島は、ジョンストン海峡の西側にあり、北はブラックフィッシュ海峡に接しています。ハンソン島は、毎年訪れるレジデント・オルカたちの行動範囲、いわば「オルカ・エリア」の中心に位置しています。オルカたちはジョンストン海峡を行き来するのに必ずハンソン島を通るため、彼らの行動を観察するには最高の環境なのです。それから30年の間に、オルカラボは年間を通しての研究施設となり、博士の生活の場にもなりました。現在、博士は奥さんのヘレナさんと娘のアナさんとともに一年中ここで暮らしています。

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